1: ◆00ZRE1DaEk 2015/03/17(火) 06:52:23.70 ID:kz9eFqARO
「提督、こんな時間に呼び出すなんて……」

2200。仕事は一通り終えたはずの私は提督に呼び出されていました。

「その……筑摩……」

「はい、なんでしょうか」

いつもとは違い歯切れの悪い提督。
彼の頬に一筋の汗。
呼び出された港はむしろ涼しいくらいの気温ですが、提督はひっきりなしに汗をぬぐったり目をキョロキョロさせたりと、どこか落ち着きのない様子です。

やがて、決心した顔つきで彼は一呼吸置いて

「……君が欲しい」

顔が赤くなりながらそんな言葉を口にしました。

自分の目が見開かれたのを感じます。
しばらく迷った後、私は口を開きました。

「……私、心に決めた姉さんが――」

「へ、編成の話だ!勘違いするな!」

大声で遮る提督。その必死さに思わず口を閉じます。

「……あらやだ、私ったらっ」

自分の自意識過剰に恥ずかしくて、その場を笑って誤魔化しました。

「全く、変な勘違いをして……」

そんな私に釣られてか、提督の声は震えていながら笑っていました。

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