1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/05(火) 21:38:05.85 ID:H2zACtqy0


電「 駄 目 な の で す !!」ズビァァァッ!!!

提督「そ、袖がァッ!!」小破

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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/05(火) 21:42:44.33 ID:H2zACtqy0


電「膀胱は鍛えるべきなのです! ちょっとぐらいの尿意に応えてたら頻尿が悪化するのです!!」

電「なにより! 第六駆逐隊の対潜哨戒任務に響ちゃん(Верный)が参加不可である事に!!」

電「納 得 い か な い の で す !!」ズバァァァッ!!

提督「え、襟がァァァッ! 私もその件に関しては遺憾の意を抱きつつも慙愧の念に堪えない所存でございますゥゥゥ!!」中破

電「無駄に難しい言い回しを使っても許さないのです!!」ブヂブヂブヂッ

提督「うああああボタンまでもがァァッ!!」

電「練度も最大になるまで頑張ってた! そんな響ちゃんを村八分にするなんて!

本部の非道! 鬼! 餓鬼! 修羅! 羅刹! 酒呑童子! 八岐大蛇! 言い伝え! それは伝説!」ベリベリベリッ

提督「ベルトを通す紐がァ! ズボンが落ちちゃうううううう!!」



3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/05(火) 21:44:05.12 ID:H2zACtqy0

電「落としてやるのです!」ザバァッ

提督「やめてええええええええ!!」

電「迷彩柄のブリーフなのです! ひょっとして瑞鶴さんをイメージしてるのです!?」

電「変態なのです!! しかも汚い脛毛なのです! 毟り取るべきなのです!!」ブチチチチチチチッ

提督「イイイイデデデデデデデェァァァァァァァ!!! ///」


4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/05(火) 21:47:09.65 ID:H2zACtqy0

Верный「も、もう良いんだ! やめてくれ電!!」ドバァーン!!(執務室の扉開放)

Верный「それ以上やったら司令官が地上なのに轟沈してしまうよ! もうパンツしか残ってないじゃないか!」

電「頻尿である事を利用してトイレに逃げようとする司令官の迷彩柄(瑞鶴さん風)ボクサーブリーフなんてどうなっても構わないのです!」

電「迷彩柄に沿って分割して、容赦なく繊維喪失(大破)させてやるのです!!」

提督「た、頼む! これだけはやめてくれ!」

Верный「電! そのパンツは『エアリスムステテコ』という物で、私が司令官の誕生日にプレゼントした物なんだ!!」

電「……!!」

電(誕生日にパンツをプレゼントだなんて、初めて聞いたのです……)

Верный「司令官は、以前から頻尿に悩まされていたんだ……それでパンツを汚してしまう事が多くなって」

Верный「衣服の洗濯を担当してくれている鳳翔さんの目が気になり出したんだ。
彼女は母性豊かな人柄だから気にも留めないだろう。とはいえ、司令官自身としては女性にパンツのシミなんて見られたくないだろうからね……」

電「じゃあ……迷彩柄(瑞鶴さん風)なのは、もしかして……!」

Верный「そう、シミを目立たなくするための工夫なんだ!」ババーン!!

電「……!!(二度目)」


6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/05(火) 21:50:41.91 ID:H2zACtqy0

Верный「電……先刻の出撃は、確かに残念だったね。
暁と雷が中破してまで最深部まで頑張ってくれたのに、私が改装されている事が原因で達成条件から逸れてしまっていたのだから」

Верный「でもね、それが無駄だったとは思っていない。
私が改装されて名前まで変わっても、皆変わらず接してくれていた」

Верный「姉妹として、仲間として認識してくれているという事実が、たまらなく嬉しかったんだ」

Верный「姉妹達を思いながら怒ってくれる優しい電だからこそ、司令官の話に耳を傾けて聴いてはやれないだろうか」

司令官「電、響……そして他の二人にも、大変申し訳なく思っている。出撃を認める前に疑問を持って、事前に確認しておくべきだった」

電「……電は酷い事をしてしまったのです。司令官さんも不本意に思っていたのは、分かっていたのに……」

電「挙句に、響ちゃんがプレゼントした迷彩柄(瑞鶴さん風)エアリスムステテコも、柄に沿って分割してパズルにしてやろうだなんて」

電「しかも大破させてやるだなんて……パンツ一丁になってる時点で、司令官さんはとっくに大破状態なのに……」

電「完全な八つ当たりだったのです……司令官さんの脛毛は手遅れだけど、衣服の方は電が直すのです……せめてもの償いなのです……」

Верный「いや、私も手伝うよ。それに、きっと暁と雷も手伝ってくれるよ。脛毛は手遅れだけど」

電「で、でも……」

Верный「電が怒っていた理由には、私達も関わっているんだ。当然の協力だとは思わない?」

電「あ、ありがとうなのです……!」



提督「一件落着だなァ!!」



END




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